この会は、おるにちんが主宰して5年に一回、三原順アンソロジー本(通称:三原順本)を作ります。また、これはおるにちんの願いですが、この活動を通じて、少しでも三原順や他のジャンルで自分で同人誌を出してみようかな、と思えるようになってもらえるといいなと思っています。
2016年当時、大学生だった私おるにちんは日本マンガについて学ぶ授業をとっていました。 その授業の最終レポートに、私は三原順の『はみだしっ子』の扉を閉める時の擬音表現の推移について書きました。 三原順仲間達に見せたところ、なかなか好評で、これは同人誌にしてはどうかという声をもらいました。 でも1人じゃ寂しいし、本を出す機会もあまり無かろうと思って、アンソロジーにすることを思いつきました。 同人誌制作は初めてのことで、私の他に9人の方から原稿をいただき、三原順仲間の小林さんにたくさん手伝ってもらいながら、2017年の夏コミで何とか頒布できました。 この分かち合えた喜びを今でも忘れられず、次の三原順本の企画を立てているのです。
主宰のおるにちんは、明治大学の米澤穂信記念図書館で行われた三原順原画展を応援するためにtwitterで三原順のことを呟き始めた札幌の大学生です。 中学1年生の時に『はみだしっ子』と出会って以来、三原順作品に傾倒し、単行本全巻を買ってからは高校3年間文字通り毎晩読んでいたのです。 その熱は衰えることなく今に至っています。